虫一匹が通れそうな穴。でも網はまだ一面きれいで、枠も問題なさそう。こんなときは「全面張り替え」だけが選択肢ではありません。まず、穴の周りに補修材をしっかり支えられる網が残っているかを見ます。
まず、ここから。
周囲が健全な小さな穴なら、網戸用補修材で部分補修できる場合があります。補修材の外寸いっぱいの穴まで塞げる、という意味ではないので、貼り付く余白を確認します。
窓の外へ身を乗り出さない。網戸は体重を支えません。高所、外側にしか手が届かない位置、重い網戸の取り外しは、このページの対象外です。
いま、どんな状態?
穴の周りの網はしっかりしている:部分補修を検討
素材・寸法・貼り代が製品条件に合えば、補修材を選べます。
枠のすぐ脇が破れている:枠際向けの方法を確認
通常のパッチを無理に貼らず、枠用補修材や張り替えを比べます。
網が広く脆い・何か所も裂ける:張り替えの検討へ
一つの穴を塞ぐだけでは他の部分が残ります。継ぎ足し続ける前に全体を見直します。
ニトムズは、通常・大判・枠用の3タイプを案内しています。ネット柄の粘着フィルムで補う製品で、網を編み直す方法とは異なります。具体的な施工条件は購入する製品の説明書で確認します。
必要なもの・買わなくていいもの
作業時間は実測していません。説明書の確認、清掃・乾燥、相談にかかる時間は別です。
穴の大きさ・網の材質に合う補修材の価格によります。今回は販売価格を確定していません。
網戸用の補修シート・パッチ(必要な場合だけ購入)
網の材質、穴寸法、必要な貼り代、枠際かどうかを確認。
柔らかい布・メジャー(手持ちで十分)
清掃と、穴・補修範囲の確認に。
はさみ(製品がカット可能な場合だけ)
あらかじめ形の決まった製品もあります。説明書で確認します。
順番に、確認してみよう。
1. 室内から届くかと、網全体の状態を見る
外側へ体を出さずに作業できる位置かを先に確認します。穴だけでなく、周囲に裂けやたるみがないかを観察。網が触れるだけで崩れそうなら、部分補修ではなく張り替えを検討します。
2. 穴と、貼り付けられる余白を測る
穴を覆うだけでなく、傷んでいない網へ接着できる範囲が必要です。穴の縦横と、枠からの距離を記録し、補修材の使用条件に照らします。製品外寸を「対応する穴の最大寸法」と読み替えないでください。
3. 選んだ製品に合わせて清掃し、乾かす
汚れや水分が残ったまま貼るのは避けます。網や枠に使える清掃方法で拭き、乾いてから施工します。強い溶剤を自己判断で追加したり、穴を広げるように引っ張ったりしません。
4. 裏表・貼り順を確認して補修材を貼る
フィルムで両側から挟むタイプ、片面粘着タイプなどで手順が異なります。パッケージの順序どおりに位置を合わせ、網をたわませない程度に密着させます。すべての製品を「片面から貼るだけ」と扱わないでください。
5. 縁と開閉を確認する
補修部分に浮きや残った穴がないかを目で確認し、開閉時に枠へ引っかからないかを見ます。時間がたって剥がれたり裂けが広がったりしたら、重ね貼りを繰り返す前に修理方法を見直します。
補修材を貼った範囲は、元の網と同じではない。
フィルム型の補修材なら、その部分の通気や見た目は変わります。製品を選ぶときは「貼れるか」だけでなく、位置・面積・仕上がりも比べます。強度を求める用途には流用しません。
ここから先は、無理しない。
・室内から安全に手が届かず、外へ身を乗り出す必要がある。
・網全体が脆い、枠・戸車が壊れている。
・補修材の対応素材や必要な貼り代を満たせない。
虫の侵入口が別の場所にあるなら、穴の補修だけで解決したとは言えません。張り替えが必要な場合も、まず網の材質と押さえゴムの寸法を確認してから用品を選ぶと、買い直しを減らせます。
よくある質問
Q. 家にある普通のテープではだめ?
短期の応急対応と、網戸用の補修は分けます。耐候性や剥がした跡まで確認できないものを、恒久修理の代用品としては推奨しません。
Q. 補修材を貼ればペット対策にもなる?
いいえ。このページは小さな穴の補修です。転落・脱走防止の性能を保証するものではありません。
参照資料
ニトムズ:強力網戸補修シート|製品情報 — 製品の種類、寸法、フィルム型の材質。サイズは製品外寸。
製品の取扱説明書と現物の状態を優先してください。本記事はメーカー資料をもとに編集しており、実物を用いた検証・専門家監修は行っていません。