触れると細かな粒が落ちる砂壁。すぐ上から塗ればよいとは限りません。表面だけの問題なのか、湿りや下地の傷みがあるのか、まずは離れて観察します。
まず、ここから。
湿り・浮き・大きなひびがある場合は、上から塗る前に原因の確認を。材料は壁の種類と施工条件が分かってから選びます。
古い壁の材質が分からない場合は、削る・研磨する・剥がす作業を始めないでください。粉じんを生む作業は専門業者へ相談します。
いま、どんな状態?
乾いた表面から粒が少し落ちる:材質と対応下塗りを確認
壁の種類に適合する補修方法を調べます。
湿り・染み・浮きがある:原因調査を先に
漏水や下地の問題を、塗料だけで覆わないようにします。
必要なもの・買わなくていいもの
作業時間は実測していません。説明書の確認、清掃・乾燥、相談にかかる時間は別です。
手元の明かり・スマートフォン(確認・記録用)
壁全体と気になる箇所を撮影します。塗料はまだ買いません。
順番に、確認してみよう。
1. 触らずに全体を見る
粉落ちだけか、染みや膨らみ、ひびがないか確認します。広がっている範囲と、いつから気づいたかを記録します。
2. 湿りや変化を確かめる
雨の後だけ染みが広がるなど、条件で変わる様子があれば記録します。壁を押したり剥がしたりして内部を確かめることは避けます。
3. 仕上げと建物の資料を確認する
施工時期、過去の改修、壁材が分かる資料を探します。見た目だけで材質を断定せず、不明なら施工店に写真と資料を見てもらいます。
4. 適合する補修方法を決める
表面補修で済むと確認できた場合に、壁材と補修材の両方の説明書を照合します。必要な下地処理や乾燥条件まで含めて確認し、材料を選びます。
ここから先は、無理しない。
・材質不明の古い壁を削る必要がある。
・湿り、カビ、浮き、大きなひびがある。
・広範囲に剥がれが進んでいる。
壁を塗るのは、状態と材料の適合が確認できてから。原因を記録するところまででも、無駄な材料購入を減らせます。
よくある質問
Q. 上から塗れば粉落ちは止まる?
壁と材料の適合、下地の状態によります。この記事では一律に塗装を勧めず、状態確認までを扱っています。
参照資料
アサヒペン:砂カベ・ビニールカベ紙 塗料の塗り方 — 砂壁・繊維壁には下地調整と下塗りが必要。建物ごとの施工可否を保証するものではない。
製品の取扱説明書と現物の状態を優先してください。本記事はメーカー資料をもとに編集しており、実物を用いた検証・専門家監修は行っていません。